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LH(黄体形成ホルモン)

LHホルモンとは何か、男性・女性の基準値、高値・低値の原因についてわかりやすく解説します。

更新日: 2026/9/1

基準範囲(成人の一般的な値)

対象範囲単位
男性1.78.6IU/L

基準範囲は検査機関によって異なります。ご自身の検査結果に記載された範囲が常に優先されます。

LHとは

LH(黄体形成ホルモン)は、脳下垂体(脳の付属腺)で産生される性腺刺激ホルモンです。LHは男女ともに生殖システムにおいて重要な役割を果たします。

女性では、LHは月経周期と排卵を調節します。周期の中盤にLHが急激に上昇し(LHサージと呼ばれます)、卵子の放出が引き起こされます。男性では、LHは精巣内のライディッヒ細胞を刺激してテストステロンを産生させます。

LHはFSH(卵胞刺激ホルモン)と合わせて検査されることが多く、両ホルモンは協調して働き、その比率は追加の診断情報を提供します。

基準値

男性: 1.7–8.6 IU/L(国際単位/リットル)

女性 — LHは月経周期の時期によって大きく変動します:

  • 卵胞期:~2–15 IU/L
  • 排卵サージ:~20–90 IU/L
  • 黄体期:~1–17 IU/L
  • 閉経後:~15–60 IU/L

具体的な基準値は、周期の時期に応じて各検査機関が示します。検査機関の基準範囲が最も重要な目安です。

LHが高値になる原因

  • 閉経・閉経周辺期 — 卵巣が下垂体のシグナルに反応しにくくなることで、LHが自然に上昇します。
  • 原発性性腺機能不全 — 卵巣や精巣の機能が低下すると、下垂体がLHの産生を増加させます(代償メカニズム)。
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) — LH/FSH比の上昇がしばしば認められます。
  • 下垂体腺腫 — 下垂体の腫瘍がLHを過剰に産生するまれなケースです。
  • 周期中盤のサージ — 排卵時に起こる生理的に正常な上昇です。

LHが低値になる原因

  • 視床下部・下垂体の障害 — 脳から適切なシグナルが送られない中枢性の原因です。
  • ストレスや運動による無月経 — 激しい運動、著しく低い体重、または慢性的なストレスがLHの分泌を抑制することがあります。
  • ホルモン避妊法 — 経口避妊薬、パッチ、インプラントはLHとFSHの産生を抑制します。
  • 高プロラクチン血症 — プロラクチンの上昇がLHの放出を抑制することがあります。
  • アナボリックステロイドの使用 — 男性においてLHを著しく低下させることがあります。

次のステップ

LHの結果は文脈の中で解釈する必要があります。女性では月経周期の何日目かを考慮し、男性ではテストステロン値と合わせて判断します。1回の測定で全体像を把握できることはまれです。

LHが著しく異常な場合、医師は以下を勧めることがあります:

  • FSH、エストラジオール、テストステロン、またはプロラクチンの追加検査
  • 女性の場合 — 周期の特定の日に検査を再実施
  • 卵巣または下垂体の画像検査

経時的なモニタリング

LHの推移は単一の値よりも重要な情報をもたらします。妊娠を計画している女性にとって、LHのモニタリングは排卵のタイミングを特定するのに役立ちます。閉経周辺期には、LHの傾向が移行の段階を示します。

男性では、LHが持続的に低く、テストステロンも低い場合、中枢性性腺機能低下症が示唆される可能性があり、医師にとって重要な情報となります。

医師への質問

1. 私のLH値は月経周期の時期(女性)や年齢相応の基準に対応していますか? 2. 私のLH/FSH比はいくつで、何を意味していますか? 3. 追加のホルモン検査が必要ですか? 4. 服用中の薬や避妊法がLHの結果に影響している可能性はありますか? 5. この検査はどのくらいの頻度で繰り返すべきですか?

*これは医療上のアドバイスではありません。健康に関する判断については、医師にご相談ください。*

LH(黄体形成ホルモン)の推移を記録しましょう

検査結果(XLSX/CSVまたは手入力)をアップロードすると、すべての項目を基準範囲とともに1つのタイムラインで確認でき、わかりやすいAIの解説が得られます。保存とグラフは無料です。

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